
三代 歌川豊国(歌川国貞)による浮世絵「東海道五十三次の内 沼津原間 小諏訪 勝頼(まぬまづはらかん こすわ かつより)」です。
「役者見立東海道」と呼ばれるシリーズ作品の一つで、手前に役者絵、背景に演目や登場人物に関係する宿場の風景(この場合は小諏訪)が配されており、歌舞伎役者が「勝頼」に扮している様子が描かれています。
勝頼は歌舞伎演目「本朝廿四孝(ほうちょうにじゅうしこう)」に登場する武田信玄の息子です。将軍暗殺事件の犯人捜索という政略的な背景の中、本物の勝頼は武田家の重臣の子とすり替えられて育ちます。
彼は「花作り(庭師)蓑作(みのさく)」と名を変え、敵方である上杉謙信の屋敷に潜入します。これは、武田家の家宝である「諏訪法性の兜」を取り戻すという密命を果たすためです。
勝頼の許嫁である八重垣姫(やえがきひめ)が、死んだと思っている勝頼の肖像画に香をたいて弔っている場面で、蓑作として姫の前に現れます。八重垣姫は蓑作が肖像画そっくりなのを見て、彼こそが本物の勝頼だと確信し、恋心を募らせます。(十種香の場面)
関連買取実績
-
月岡芳年(1839-92)による浮世絵「月百姿 左側: 雨後の山月 時致/右側: 破窓月」です。 「月百姿(つきのひゃくし)」は月をテーマとした全100点揃の大判錦絵で、のべ...
2026.04.12
-
月岡芳年(1839-92)による浮世絵「月百姿 左側: 月輝如晴雪 梅花似照星 可憐金鏡転 庭上玉房馨 菅原道真/右側: 源氏夕顔巻」です。 「月百姿(つきのひゃくし)」は月...
2026.04.12
-
月岡芳年(1839-92)による浮世絵「月百姿 左側: 烟中月(えんちゅうのつき)/右側: 竹生島月 経正(ちくぶじまのつき つねまさ)」です。 「月百姿(つきのひゃくし)」...
2026.04.12
-
月岡芳年(1839-92)による浮世絵「月百姿 左側: 嫦娥奔月(じょうがほんげつ)/右側: 山木館の月 景廉(やまきかんのつき かげかど)」です。 「月百姿(つきのひゃくし...
2026.04.12








