
初代 歌川広重による浮世絵「東海道五十三次の内 桑名 七里渡口(くわな しちりのわたしぐち)」です。
東海道五十三次(とうかいどうごじゅうさんつぎ)は、江戸時代に徳川家康が整備した江戸・日本橋と京都・三条大橋を結く幹線道路(東海道)に設けられた53の宿場のことです。
古来、道中には風光明媚な場所や有名な名所旧跡が多く、浮世絵や和歌・俳句の題材にもしばしば取り上げられています。
桑名宿は42番目の宿場で、現在の三重県桑名市にあたります。
江戸と京都を結ぶ東海道において、宮宿(現在の愛知県名古屋市)から桑名宿(現在の三重県桑名市)までの約28km(七里)の海上路「七里の渡し」の様子を描いています。
所要時間は約4時間ですが、天候の悪化などにより、海難事故がしばしば発生する東海道の難所の一つであったと言われています。後ろに描かれているのは桑名城の矢やぐらです。城下は、18世紀後半に幕府の許可のもと米市場が開設されて以来、江戸・大坂の相場を左右するほど商業の盛んな地となりました。
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