
初代 歌川広重による浮世絵「東海道五十三次の内 舞坂 今切真景(まいさか いまぎりしんけい)」です。
東海道五十三次(とうかいどうごじゅうさんつぎ)は、江戸時代に徳川家康が整備した江戸・日本橋と京都・三条大橋を結く幹線道路(東海道)に設けられた53の宿場のことです。
古来、道中には風光明媚な場所や有名な名所旧跡が多く、浮世絵や和歌・俳句の題材にもしばしば取り上げられています。
舞坂宿は30番目の宿場で、現在の静岡県浜松市中央区舞阪町にあたります。
舞坂から対岸の新居へと渡る「今切の渡し(いまぎれのわたし)」の様子が描かれています。かつて浜名湖は砂州で海と隔てられていましたが、1498年の大地震と津波で砂州が決壊し、海とつながりました。そのため、渡し船が必要となりました。
「ヒロシゲ・ブルー」と呼ばれるベロ藍を使った水の表現から穏やかな水面を感じます。広重の風景画で天のぼかしが無い珍しい絵です。
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