
金禮贏(金礼嬴)(1772-1807)の中国掛軸「緑珠小景図」
清代後期に活躍した女流画家・金禮贏(金礼嬴)(きん れいえい/ジン・リーユィン)による「緑珠小景図」をお譲りいただきました。
細密な筆致と柔らかく淡い色調が相まって、儚くも幻想的な趣を湛えています。
金禮贏(1772-1807)は、浙江省紹興の出身とされ、字は雲門、号は五雲・東橋・雲門女史などと称しました。
細筆・淡彩を特徴とし、人物・山水・花卉など多様な題材を描きましたが、とりわけ気品ある女性像で高く評価されています。
本作の賛に目を向けると、画題は西晋の富豪・石崇の愛妾で、美貌の女性として知られる緑珠と記されています。緑珠は石崇が権力争いに巻き込まれた際、貞節を守るため楼上から身を投じたと伝えられ、その悲劇的な最期から「才色兼備で節義を貫いた女性」の象徴として、後世の詩画にたびたび描かれてきました。
本作は、繊細な筆致と柔らかく淡い色調により、緑珠の美しく儚げな姿を見事に描き出しています。
また、作品には「雲門女史金禮贏」や「東橋書画之章」などの印章が押されており、いずれも金禮贏の号と一致しています。
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