
掛軸 継良筆「松壑渓流図」
松の茂る峻険な山々と渓谷を流れる清流を描いた、方継良筆「松壑渓流図」をお譲りいただきました。
墨の濃淡を巧みに生かした力強い筆致によって幽玄な世界が表現された、見応えのある作品です。
本作の款記には「丁卯秋月 継良寫於京都」と記されており、継良が京都にて制作したことがわかります。
鋭く切り立った山々の岩肌や渓谷を流れる川は、墨の濃淡やかすれによりその荒々しさや勢いが見事に表されています。
山の中腹には小径が巡らされ、風雨に耐える松の傍らに配された小亭(東屋)が、雄大な自然の中に静かな趣を添え、画面全体を引き締めています。
また、柔らかな淡墨で描かれた遠景の山並みや雲煙は、近景との対比によって構図に奥行きをもたらし、画面にいっそうの広がりを与えています。
整理やご売却を検討されている掛軸などはございませんか。
古美術永澤では、熟練の査定士が大切なお品物を一点一点丁寧に拝見致します。
どうぞお気軽にご相談ください。
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