
桔梗香盆
気品ある佇まいが目を引く「蒔絵桔梗香盆(まきえききょうこうぼん)」をお譲りいただきました。
本作は、黒漆の深い光沢を背景に、秋の七草の一つである桔梗が繊細な蒔絵で描かれた逸品です。籠に活けられた桔梗の凛とした姿が、銀色を交えた柔らかな色彩で表現されており、周囲を縁取った赤みが作品全体に温かみと奥行きを与えています。
香盆は、香道において香道具を運び、鑑賞するための重要な器です。古くより香道は、単に香りを愉しむだけでなく、季節の移ろいや文学的な情景を愛でる精神文化として発展してきました。
特にこのような桔梗の意匠は、秋の訪れを告げる風物詩として茶人や文人たちに深く愛されてきた歴史があります。四季を重んじる日本の伝統的な美意識が、この小さな盆の中に凝縮されていると言えるでしょう。
古美術永澤では、こうした漆芸品や古美術品の査定・買取を承っております。お手元に眠っている大切なお品物の整理をお考えでしたら、ぜひ古美術永澤へご相談ください。
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