
池田遙邨 (いけだ ようそん) 掛け軸
先日、買取させていただいた池田遙邨(いけだ ようそん、1895-1988)の掛け軸をご紹介します。
池田遙邨は、若くして文展に入賞するなど早くから才能を認められました。その後、日本画に転向し、京都の竹内栖鳳の画塾・竹杖会に入門し独自の画風を追求します。
本作は、遙邨の真骨頂である緻密で柔らかな筆致が光る作品です。岩肌の力強さと、水面の穏やかさが絶妙なバランスで描かれており、自然の雄大さと繊細さを同時に感じさせます。画面中央に浮かぶ一艘の小舟が、見る者の想像力をかき立て、静けさの中に物語性を加えています。作品全体から感じられる静謐な雰囲気は、日々の喧騒を忘れさせてくれるようです。
池田遙邨は、若くして帝展で特選を受賞するなど早くからその才能を認められ、戦後は日本芸術院会員となるなど、長きにわたり日本画壇を牽引しました。その画風は、写実と装飾性を融合させ、独自の境地を切り開いたことで知られています。
古美術永澤では、池田遙邨をはじめとする著名な日本画家の作品や、古美術品全般の査定・買取を承っております。ご自宅に眠っている美術品がございましたら、ぜひ一度、経験豊富な査定士にご相談ください。お客様の大切な品を丁寧に拝見し、適正な価格で買取させていただきます。
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