
浮世絵師・楊洲周延(ようしゅう ちかのぶ)による「江戸砂子年中行事 上巳之図(えどすなごねんちゅうぎょうじ じょうししず)」です。大判錦絵三枚続となっており、3月3日のひな祭りの様子を描いています。題の「上巳(じょうし)」は3月3日の節句を指し、この日に行われる雛祭りの催しを描いたものです。満開の桜の木と池を背景に、華やかな衣装を身につけた女性たちが、雛人形を囲んで団らんする様子が描かれています。
楊洲周延は幕末には幕臣(旗本)として彰義隊に加わり上野戦争に参加した武士でしたが、浮世絵師に転向し、師の歌川国貞(三代目歌川豊国)のもとで修業し、歌川派の役者絵・美人画を学びました。宮廷女性・貴婦人・遊女などを華やかに描き、明治時代の女性像を定義したとも言われます。浮世絵が衰退していくなかで、「最後の浮世絵師」とも呼ばれ、晩年まで活動を続けました。
関連買取実績
-
2026.04.23
-
月岡芳年(1839-92)による浮世絵「月百姿 左側: 梵僧月夜受桂子/右側: 嵯峨野の月」です。 「月百姿(つきのひゃくし)」は月をテーマとした全100点揃の大判錦絵で、の...
2026.04.19
-
月岡芳年(1839-92)による浮世絵「月百姿 左側: おもひきや雲ゐの秋のそらならて 竹あむ窓の月を見んとは 秀次/右側: 孝子の月 小野篁」です。 「月百姿(つきのひゃく...
2026.04.19
-
月岡芳年(1839-92)による浮世絵「月百姿 左側: 三日月の頃より待し今宵哉 翁/右側: 足柄山月 義光」です。 「月百姿(つきのひゃくし)」は月をテーマとした全100点...
2026.04.19








