
三代 歌川豊国(歌川国貞)による浮世絵「東海道五十三次の内 荒井駅 小女郎(あらいえき こじょうろう)」です。
「役者見立東海道」と呼ばれるシリーズ作品の一つで、手前に役者絵、背景に演目や登場人物に関係する宿場の風景(この場合は荒井駅)が配されており、歌舞伎役者の三代 岩井粂三郎(いわいくめさぶろう)(後の八代 岩井半四郎)が「小女郎」に扮している様子が描かれています。
小女郎の物語(人形浄瑠璃『博多小女郎浪枕』、歌舞伎『恋湊博多諷』)は、近松門左衛門によって享保3年(1718年)に実際に起きた密貿易事件を題材として書かれた世話物(現代劇)の傑作です。
京の商人・小松屋惣七(こまつやそうしち)は商品を仕入れに博多へ向かい、遊女・小女郎と出会い恋に落ちます。しかし、毛剃九右衛門(けぞりくえもん)一味の海賊船に乗り合わせたことで密貿易事件に巻き込まれ、無一文で博多に流れ着きます。小女郎は落ちぶれた惣七を見捨てず、献身的に尽くします。最終的に九右衛門一味は捕縛され、惣七は財産を取り戻し、小女郎と共に京へ戻り結ばれるというロマンティックな要素が強い人気の演目です。
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