
三代 歌川豊国(歌川国貞)による浮世絵「東海道五十三次の内 草津大津間 鳥井川 金棒引(くさつ おおつかん とりいがわ かなぼうひき)」です。
「役者見立東海道」と呼ばれるシリーズ作品の一つで、手前に役者絵、背景に演目や登場人物に関係する宿場の風景(この場合は鳥井川)が配されており、歌舞伎役者が「金棒引」に扮している様子が描かれています。
金棒引はもともと江戸時代に鉄棒を鳴らして警固・夜番またはお祭りの神輿の先導にあたる人のことを指していました。現代でも祭りの山車の前など行列が通ることを金属製の輪が付いた金棒を突き鳴らしながら知らせる露払い(つゆはらい)を行う役目として存在する役職です。
歌舞伎では「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)」での最も重要な場面「車引」で金棒引が登場します。
この場面は、三つ子(梅王丸・松王丸・桜丸)の藤原時平(ふじわらのしへい)の牛車をめぐって対立を描いており、この牛車が登場する前に金棒引が金棒を鳴らしながら「ハイホウ、片寄れ~片寄れ~」と時平の牛車がくることを告げます。
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