
初代 歌川広重による浮世絵「東海道五十三次の内 日坂 佐夜ノ中山(にっさか さよのなかやま)」です。
東海道五十三次(とうかいどうごじゅうさんつぎ)は、江戸時代に徳川家康が整備した江戸・日本橋と京都・三条大橋を結く幹線道路(東海道)に設けられた53の宿場のことです。
古来、道中には風光明媚な場所や有名な名所旧跡が多く、浮世絵や和歌・俳句の題材にもしばしば取り上げられています。
日坂宿は25番目の宿場で、現在の静岡県掛川市にあたります。
日坂の場面は「小夜の中山峠」の急坂を描いています。箱根峠・鈴鹿峠とともに東海道の三大難所の一つとされていました。
画面中央の道端にある大きな石は、有名な「夜泣き石」の伝説に基づいています。この石は、金谷宿の夫を訪ねる妊婦が山賊に殺され、その霊が乗り移ったとされる石で、夜中に泣き声が聞こえてくるといわれています。妊婦の赤子は村人に助けられ、飴で育てられたといわれ、以来、「子育て飴」はこの地の名物になりました。
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