
初代 歌川広重による浮世絵「東海道五十三次の内 原 左富士(よしわら ひだりふじ)」です。
東海道五十三次(とうかいどうごじゅうさんつぎ)は、江戸時代に徳川家康が整備した江戸・日本橋と京都・三条大橋を結く幹線道路(東海道)に設けられた53の宿場のことです。
古来、道中には風光明媚な場所や有名な名所旧跡が多く、浮世絵や和歌・俳句の題材にもしばしば取り上げられています。
原宿は14番目の宿場で、現在の静岡県富士市にあたります。
「左富士」とは江戸から京への下りの街道で、まれにしかない進行方向左手に見える富士山のことを指します。原は高波の被害を受け2度の移転を経て、現在の位置になりました。北に移転した吉原宿へと迂回する区間には街道沿いに松並木が続くとともに道の屈曲によって左富士が発生します。松並木を馬でのんびりと行く親子連れの楽しげな様子(一頭の馬に三人が乗る乗り方を「三宝荒神」と呼びます。)が伝わってくる作品です。
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