
初代 歌川広重による浮世絵「東海道五拾三次之内 宮 熱田神事(みや あつたしんじ)」です。
東海道五十三次(とうかいどうごじゅうさんつぎ)は、江戸時代に徳川家康が整備した江戸・日本橋と京都・三条大橋を結く幹線道路(東海道)に設けられた53の宿場のことです。
古来、道中には風光明媚な場所や有名な名所旧跡が多く、浮世絵や和歌・俳句の題材にもしばしば取り上げられています。
宮宿は41番目の宿場で、現在の愛知県名古屋市熱田区にあたります。
宮とは名古屋市の熱田神社のことで、毎年5月5日に行われた「御馬塔(おまんと)」という神事の中の一つ「俄馬(にわかうま)」について描かれています。俄馬は、裸馬に薦(こも)を巻き、揃いの半纏を着た人々が跡綱(あとづな)をひいて馬を二頭駈けさせ、その早さで、その年の豊作などを占ったといわれています。画面右端の大きく切り取られた鳥居の配置は秀逸で勇壮な祭りの様子がダイナミックに描かれています。
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