
初代 歌川広重による浮世絵「江戸名所 芝愛宕山吉例正月三日毘沙門之使」です。
歌川広重(1797-1858)は江戸時代の浮世絵師です。「東都名所」のシリーズを皮切りに、数々の風景画を制作、人気絵師として名を馳せた一人です。ヨーロッパの遠近法を取り入れた卓越した構図や、「広重ブルー」をはじめとした鮮やかな色彩は多くの人の心を掴みました。
愛宕山は現在の港区愛宕1丁目にある標高26mの山です。傾斜が急な石段の「男坂」とゆるやかな「女坂」があり、江戸の街が見渡せる人気スポットでした。
本図は毎年1月3日に山頂の愛宕神社で行われる奇祭「強飯式(ごうはんしき)」の様子が描かれています。「毘沙門の使い」が徒者を従え、男坂を下って円福寺に入り、僧達の前で約2mの大まな板を杓文字で突き鳴らした後、飯を食べることを強い、問答を終えると神社に帰るというものです。「毘沙門の使い」の出で立ちは、素襖(すおう)を着、大きな杓文字と、2mを超す太刀とすりこぎを持ち、シダや橙などで飾ったザルをかぶるというもので、女坂の上にある水茶屋の主人が務めていました。
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