
初代 歌川広重による浮世絵「江戸名所 高輪秋の景(たかなわ あきのけい)」です。
歌川広重(1797-1858)は江戸時代の浮世絵師です。「東都名所」のシリーズを皮切りに、数々の風景画を制作、人気絵師として名を馳せた一人です。ヨーロッパの遠近法を取り入れた卓越した構図や、「広重ブルー」をはじめとした鮮やかな色彩は多くの人の心を掴みました。
本図は二十六夜待(にじゅうろくやまち)という、旧暦1月と7月の26日夜、月の出を待って拝む江戸時代の信仰・行事を描いています。真夜中に出る月光の中に「阿弥陀・観音・勢至」の三尊が現れると信じられ、幸運を求めて高輪や品川などの海岸で人々が集まり、宴会を楽しむのような賑わいを見せました。月の出を拝むことのできる海岸や高台に人々が集まり、中でも高輪や品川の海岸は多くの人で賑わい、料理屋は繁盛し、路上には酒食の屋台が並び、歌舞音曲などの催しも行われました。
本図左上に、満月が描かれていますが二十六夜に満月はでないので、想像上の月だと言われています。
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