片岡球子の生涯と作風

片岡球子《目出度き富士》

北海道出身の日本画家。
女子美術専門学校(現・女子美術大学) で学び、約30年間小学校教諭を務めながら創作に励む。

帝展での落選が続く苦難の時期、小林古径から「絵を変えてはいけない」と励まされたことを機に、独自の画風を確立。
鮮烈な色彩と大胆なデフォルメが特徴で、代表作に歴史上の人物を描く「面構(つらがまえ) 」シリーズや、生命力溢れる「富士山」シリーズがある。

1989年には文化勲章を受章。100歳を超えても裸婦制作に挑むなど、既存の日本画の概念を打ち破る強烈な個性を貫き、103歳で没するまで生涯現役、一生勉強の画家だった。

略歴

1905年
北海道札幌市に生まれる。
1923年
女子美術専門学校(現・女子美術大学)日本画科に入学。
1926年
同校卒業。横浜市立大岡尋常高等小学校の教諭となる(~1955年)。
1930年
第17回院展に《枇杷》で初入選。
1946年
第31回院展で《夏》が日本美術院賞を受賞。安田靫彦に師事。
1952年
第37回院展で日本美術院賞・大観賞を受賞。
1955年
小学校を退職。女子美術大学日本画科の専任講師に就任。
1966年
代表作となる「面構」シリーズの制作を開始。
1981年
日本美術院理事に就任。
1986年
文化功労者に選出される。
1989年
文化勲章を受章。
2008年
逝去。従三位が追贈。

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