柴田是真の生涯と作風

柴田是真《瀑布群猿図》

柴田是真(1807-1891)は、江戸末期から明治中期にかけて活躍した、日本を代表する漆工家・絵師。

漆工の世界では、絶えていた古法を復活させると同時に、漆で絵画を描く「漆絵うるしえ」という独自のジャンルを確立。その卓越した技術は国内のみならず、ウィーン万国博覧会など海外でも高く評価され、日本の工芸を「美術」の域へと押し上げました。

略歴

1807年
江戸両国の彫工の家に生まれる(幼名:亀太郎)。
1817年
蒔絵師・古満寛哉(こま かんさい)に師事。
1823年
絵師・鈴木南嶺に師事し、のちに京都で岡本豊彦にも学ぶ。
1873年
ウィーン万国博覧会に《富士田子浦蒔絵額面》を出品、進歩賞牌を受賞。
皇居(明治宮殿)の杉戸絵を制作。
1890年
第1回帝室技芸員に選ばれる。
1891年
日本漆工会を設立。7月13日、85歳で没。

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