宮本 武蔵(みやもと むさし)は、江戸時代初期の剣術家、兵法家、芸術家。二刀を用いる二天一流兵法の開祖。

京都の兵法家・吉岡一門との戦いや、巌流島での佐々木小次郎との決闘が後世、演劇、小説、様々な映像作品の題材になっている。兵法書の『五輪書』は武蔵野代表的な著作であり、剣術の奥義をまとめたといわれている。寛永20年(1643年)から死の直前の正保2年(1645年)にかけて、熊本県熊本市近郊の金峰山にある霊巌洞で執筆されたといわれているが、武蔵野死後に弟子が創作したという説もあり定かではない。外国語にも翻訳され出版されている。

巖流島の決闘など剣術家として有名な武蔵だが、他方で禅に親しみ、書画などの芸術分野でも優れた才能を発揮している。
国の重要文化財に指定された『鵜図』『枯木鳴鵙図』『紅梅鳩図』をはじめ、『布袋観闘鶏図』『正面達磨図』『盧葉達磨図』『盧雁図屏風』『野馬図』など水墨画を主とする。南宋の梁楷の減筆体や海北友松を学び、剣客らしい覇気に満ちた筆法で描かれている。
書には「長岡興長宛書状」(八代市立博物館蔵)、「有馬直純宛書状」(吉川英治記念館蔵)、「独行道」(熊本県立美術館蔵)「戦気」(松井文庫蔵)が真作と認められている。
その他に茶道や詩歌もよくし、鞍・木刀などの工芸品が各地の美術館に収蔵されている。

本姓は藤原氏、名字は宮本、または新免。幼名は辨助(べんのすけ)、通称(百官名)は武蔵、諱は玄信(はるのぶ)。号は二天、また二天道楽。水墨画については二天の号を用いたものが多い。著書『五輪書』の中では新免武蔵守・藤原玄信と名乗っている。

熊本市弓削の墓碑は「新免武蔵居士」、養子・宮本伊織が武蔵の死後9年目の承応3年(1654年)に建てた『新免武蔵玄信二天居士碑』には「播州赤松末流新免武蔵玄信二天居士」とある。

武蔵死後71年目の『本朝武芸小伝』(1716年)で政名なる名が紹介された。これを引用した系図や伝記、武蔵供養塔が広く紹介されたことから諱を「政名」とする武蔵の小説や紹介書が多数あるが、二天一流門弟や小倉宮本家の史料にこの「政名」は用いられていない。逆に史的信頼性が完全に否定された武蔵系図等で積極的に用いられている。

武蔵に関わる伝説や物語は、すでに江戸時代から脚色され歌舞伎、浄瑠璃、講談などの題材となっていた。有名な浮世絵では歌川国芳画『宮本武蔵の鯨退治』がある。

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