堆朱(ついしゅ)の買取は古美術永澤におまかせ下さい。
堆朱は、漆芸の技法のひとつで、素地の上に朱漆を数十回以上塗り重ねて層を作り、乾燥後これに文様を彫刻したものです。日本には鎌倉時代に中国から伝わりました。
制作方法は、まず土台となる板に漆を塗っては乾かす、という作業を繰り返して作られます。ベース部分を作成するだけで1年近くを要し、ベース部分が完成すると土台を外して、彫る際の事を考えながら様々な色の漆をベースの上に塗り重ね、ようやく彫る前の状態になるという大変時間と技術・手間のかかる技法です。
文様をレリーフ状に彫って完成し、表面が朱であるものを「堆朱」、黒であるものを「堆黒」、黄色を「堆黄」と呼びます。
堆朱は、中国・日本を問わず買取いたしますが、やはり細工が細かく古いものほど評価は高くなります。香合や印籠などの他、花瓶、花台などにも使われ人気があります。
古いお宅などでご使用になっていない堆朱のお品がございましたら、ぜひ一度ご相談下さい。