作品の査定・評価について
川端玉章の作品を高く評価しております。
もし作品がお手元にございましたらぜひご相談ください。
川端玉章(かわばた ぎょくしょう、1842–1913)は、明治期を代表する日本画家の一人であり、円山四条派の伝統を継承しつつ近代日本画の基盤を築いた人物です。京都に生まれ、幼少より絵才を示し、岸連山や塩川文麟に学んで四条派の写生風を体得しました。のちに円山派の写実性と大和絵風の装飾性を融合させ、花鳥画・山水画・人物画において幅広い制作を行いました。明治維新後は新政府の美術政策に参画し、京都博覧会や内国勧業博覧会に出品して高い評価を得ます。1880年には日本絵画協会を設立し、会長として後進の育成に尽力しました。また、宮内省御用画家として皇室のための作品を手掛け、格調高い画風で名声を博しました。代表作には「四季花鳥図」「鶏図」などがあり、花鳥画では柔らかで華麗な色彩と写実を調和させ、近代的な感覚を示しました。文展や博覧会への出品を通じて国内外に日本画の魅力を広め、弟子には梶田半古らが育ち、後世に大きな影響を与えています。1913年に没するまで画壇の重鎮として活動を続け、近代日本画の発展に寄与しました。川端玉章の代表的な作品
- 四季花鳥図
- 鶏図
- 寒山拾得図
- 群鶴図
- 松鶴図





