
初代 歌川広重による浮世絵「木曽街道六十九次 松井田(まついだ)」です。
木曽海道六拾九次之内(きそかいどうろくじゅうきゅうつぎのうち)」は、江戸時代に渓斎栄泉と歌川広重が描いた中山道(木曽街道)の浮世絵風景画シリーズ。日本橋から京都・三条大橋までの69の宿場を描いた全70図の作品です。
松井田は、現在の群馬県安中市松井田町です。本図は松の大木の下に榜示杭、石標、関札があって、ここが松井田宿の入口に当たることがわかります。後ろに青と赤の幟が立つ祠は、道祖神です。左半分は街道下の低地から遠くに碓氷峠が見える様を描いています。
松井田宿は富岡・下仁田・秋間などに通じる脇往還の集まる場所であったことから、米の取引によって繁栄したことから「米宿」と呼ばれています。
松井田宿では月に6度の市が開かれ、茶・塩・絹のほか信濃国(長野県)から入山峠を越えて運び込まれた米が売買されました。各藩から持ち込まれた米は、廻米(かいまい)として倉賀野河岸を経由して江戸蔵屋敷まで運ばれる以外に、当地で払米として換金された。
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