ヘレンド 干支シリーズ フィギュリン

ハンガリーの名窯ヘレンド(HEREND)による美しい干支シリーズコレクションフィギュリンを買取させていただきました。

今回の作品は、ヘレンドを代表する「フィッシュネット」と呼ばれる文様で装飾された干支シリーズのフィギュリンで、青と緑の2色のバリエーションが含まれています。それぞれが精緻な手描きによる網目模様と金彩装飾で仕上げられています。

注目すべきは、各フィギュリンの表情や姿勢の細かな表現力で、ヘレンドの職人たちの卓越した技術が随所に感じられる逸品群です。

このフィッシュネット文様は、19世紀中期に導入したデザインで、フィギュリンのほか、食器シリーズにも展開され、現在では同窯の代表的なパターンとして世界中のコレクターに愛され続けています。

ヘレンド窯は1826年の創業以来、ハプスブルク家をはじめとするヨーロッパ王室御用達として発展し、特にフィギュリンの分野では他の追随を許さない地位を築いてきました。その技術と伝統は現在も受け継がれ、すべて手作業による製作が行われています。

査定におけるポイントは、まず裏面の刻印の確認です。作品の年代や希少性を判断する上でも、これらのマークは極めて重要な情報源となります。次に注目するのは絵付けの精度です。フィッシュネット文様の網目が均一で美しく描かれているか、金彩部分に剥がれや変色がないかを確認します。また、磁器の状態をチェックします。限定品や廃番となったモデルは希少価値が高く、市場での需要も旺盛です。

古美術永澤では今後もヨーロッパ名窯の優品を積極的に買取してまいります。お手元にヘレンドをはじめ、マイセン、セーブル、ロイヤルコペンハーゲンなどの陶磁器の買取をご検討の方は、お気軽に古美術永澤にご相談ください。

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