
マイセンのフィギュリン
大変美しいマイセン磁器のフィギュリンをお譲りいただきました。ロココ様式の優雅さを纏ったこの作品は、華やかな装飾と繊細な造形が見事な逸品です。
柔らかな色彩の衣装をまとい、優雅なポーズで大きな皿を持つ女性のフィギュリンです。水色の服にはピンクや紫の小花が描かれ、襟元、そして皿の縁には金彩が施されています。
人物のたおやかな表情や、服の皺などの細部にわたる表現は、マイセンの熟練した職人技の証です。この種のフィギュリンは、18世紀のヨーロッパの宮廷で愛された装飾品であり、サロンを彩る美術品として珍重されました。
裏面にある青い交差した剣のマークは、まさしくマイセン磁器のトレードマーク。これは、ポーランド王でもあったアウグスト強王の紋章に由来し、約300年の長きにわたり、世界中の陶磁器愛好家を魅了し続けています。
ご自宅に眠るマイセン、ロイヤルコペンハーゲン、セーブルといった西洋陶磁器や、その他の古美術品がございましたら、ぜひ一度、古美術永澤ご相談ください。お客様のご期待に沿えるよう、誠心誠意、適正な査定・買取をご案内させていただきます。
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