
アビランド (Haviland) 飾り皿
美しいアビランド(Haviland)の飾り皿をお譲りいただきました。このお皿は、深いブルーの縁取りに豪華な金彩のギリシャ雷文が施されており、その中央には、優雅な女性の肖像画が施されています。
この飾り皿に描かれた女性の肖像は、18世紀後半のフランス貴族のスタイルを彷彿とさせます。ふんわりとしたヘアスタイルに花とリボンを飾った帽子、薄いベールのようなドレスをまとった姿は、マリー・アントワネットやその時代の宮廷の女性たちの雰囲気を漂わせています。
アビランドは、1842年にアメリカ出身のデヴィッド・アビランドによってフランスのリモージュに設立された名窯です。当時、フランス王室御用達のセーヴル窯の陶磁器がヨーロッパ貴族の間で大流行していましたが、アビランドは、そのセーヴル様式の流れを汲みつつ、独自の技法とデザインで世界的な地位を確立しました。
ヨーロッパのアンティーク陶磁器は、その美術的価値だけでなく、時代背景や文化的なストーリーを含んでいます。アビランド、セーヴル、マイセンなどの洋食器のコレクション整理をお考えでしたら、ぜひ一度、古美術永澤にご相談ください。
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