白磁仏像

先日、お客様より、白磁の観音菩薩像をお譲りいただきました。

木箱の蓋には、「観音菩薩像」の文字が読み取れ、大切に受け継がれてきたお品であることがうかがえます。

白磁とは、白い素地に透明な釉薬を施して焼き上げた磁器の一種で、その洗練された美しさは、古くから多くの人々を魅了してきました。この観音菩薩像も、その白磁の魅力が最大限に引き出されています。

柔らかな光を帯びたような、ほんのり青みがかった白色が大変美しく、観音様の慈悲深い表情をより一層引き立てています。衣のドレープや指先の繊細な表現も見事です。また、台座の雲も躍動感を感じさせます。

今回の観音菩薩像は、目立った傷や欠けもなく、良い状態を保っていました。また、木箱も揃っており、古美術品としての評価を高めています。

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