
青い髪と金色の身部のコントラストが印象的な「金銅釈迦如来坐像」をお譲りいただきました。チベット仏教の様式を色濃く反映した、厳かで趣深い一品です。
本作は、結跏趺坐(けっかふざ)し、両手は悟りの境地を示す禅定印を結び、静かに瞑想する釈迦如来の姿を表しております。
頭部には一粒一粒の螺髪(らほつ)が整然と並び、ラピスラズリを思わせる鮮やかな青色の彩色が目を引きます。
ふっくらとした円満な顔立ちに、長く垂れた耳朶、細められた眼差しとわずかに笑みを湛えた柔らかな口元が、深い慈悲と静寂を感じさせます。
体躯はやや肉厚で丸みを帯び、胸元や腕には唐草文様が浮彫で表されています。右肩を露出させた偏袒右肩(へんだんうけん)の法衣は装飾を抑えつつ、胸元から膝へと流れるように美しく表現されております。
また、底面には十字金剛杵(じゅうじこんごうしょ)が鮮明に刻まれており、密教的要素や宗教的儀礼・守護の意味合いを感じさせる点も注目されます。
中国やチベット・ネパールにかけての東アジア仏教美術の伝統をよく伝える、静かで気品ある存在感を放つ仏像です。
古美術永澤では、金銅仏をはじめ様々な仏教美術品の買取を積極的におこなっております。仏像などの買取・査定をお考えの際はぜひ一度ご連絡ください。
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