
書聖、王羲之の「蘭亭序」を彫り込んだ石製の文鎮
書聖、王羲之の「蘭亭序」を彫り込んだ石製の文鎮をお譲り頂きました。
書の聖人と称される王羲之(おうぎし)は中国、東晋の書家です。王羲之は、楷書・行書・草書のすべてに優れ、とくに行書を芸術の域にまで高めました。王羲之の書は、従来の硬い筆跡を超えた柔軟で自然な筆運びを特徴としています。後代の書家にとって模範とされ、多くの書道家に影響を与えました。
「蘭亭序」は彼の代表作で、書道史上の金字塔として広く知られています。永和9年(353年)王羲之は浙江省の「蘭亭」という場所で、文人たちと曲水の宴を開きました。小川に杯を流し、酒杯が自分の前で止まった人が詩を作るという風雅な遊びです。宴のあと、その詩集の序文として王羲之が即興で書いたのが蘭亭序です。行書の最高傑作とされ、「天下第一行書」と呼ばれています。
自然豊かな景色の中、詩を作り酒を酌み交わす楽しさが描かれる一方で、人生のはかなさや生死の無常についての深い思索が述べられています。歓楽の中にも人生の儚さを見つめる思想が込められ、内容・書ともに高く評価されています。
文人の書斎には美意識が凝縮されています。文房具の中で文鎮は静の役割を持っています。この文鎮には、蘭亭序の文が精緻に彫られ、古典の風格ある作品となっています。書斎の重心として重宝される作品と言えるでしょう。
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