
龍鳳呈祥(りゅうほうていしょう)が彫刻された端渓硯(たんけいけん)
「龍鳳呈祥(りゅうほうていしょう)」が彫り込まれた端渓硯(たんけいけん)をお譲りいただきました。
端渓硯は、中国広東省肇慶(ちょうけい)市を流れる西江沿いの渓谷(端渓)で採掘される石を素材としており、唐代より歴代の皇帝や文人墨客に愛されてきました。
本作に施された「龍鳳呈祥」の意匠は、瑞祥の象徴である龍と鳳凰が相まみえる姿を表したもので、古来より天下泰平や家庭円満をもたらす極めて縁起の良い画題として尊ばれています。
端渓石の最大の特徴は、その緻密な石質にあります。墨がすりやすく、なおかつ筆先を傷めないという実用性を備えながら、石の表面に現れる「石眼」や「火捺(かなつ)」といった独特の紋様が芸術的な価値をさらに高めています。
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