
龍渓石
長野県辰野町産の銘石である龍渓石をお譲りいただきました。
龍渓石は天竜川上流の限られた渓谷から産出される泥質粘板岩の一種で、きめ細かく密度の高い石質を持つことから、古くから和硯の材料として書家や愛好家に親しまれてきました。
今回のお品物は、硯として成形される前の自然な石肌を残した状態のもので、漆黒の細やかな地肌と、歳月を経た滑らかな質感が特徴的です。
このように自然の造形をそのまま宿した原石は、加工された硯とはまた異なる独自の佇まいを持っており、石そのものが持つ素材としての魅力をじっくりと堪能できます。
龍渓石の歴史は、江戸時代の文政年間(1800年代前半)に開山されたことに始まると伝えられています。当時の高遠藩の藩主がこの石の品質に注目し、藩の名産品として扱われるようになりました。
古美術永澤では、こうした歴史ある銘石や各種書道具、骨董品を専門にお取り扱いしております。ご自宅の整理や蔵の片付けなどで眠っている古い原石、鑑賞石、書道具などがございましたら、ぜひお気軽に古美術永澤の無料査定をご利用ください。
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