
板谷波山 白磁香炉
近代陶芸の第一人者・板谷波山(いたや はざん)の白磁香炉をお譲りいただきました。
気品ある佇まいと洗練された造形は、波山ならではの美意識が随所に感じられる逸品です。
板谷波山(1872〜1963)は、明治・大正・昭和を生きた陶芸家で、日本で初めて文化勲章を受章したことでも知られています。従来のやきものの枠を超え、芸術性を追求したその作品は、今なお高い評価を受けています。特に波山が手がけた白磁作品は、無垢で清冽な美しさをたたえており、見る者を魅了します。
今回お買取した白磁香炉は、波山の特徴ともいえる純白の磁肌に、細やかな意匠が施された優品で、柔らかさと品格が漂っています。香炉の機能性とともに、装飾性と精神性の高さが表現されています。
板谷波山の作品は、国内外の美術館にも多数所蔵されており、特に保存状態の良いものや署名・共箱付きのものは市場でも非常に高額で取引されています。古美術永澤では、波山作品の真贋・評価にも長けた専門の査定士が在籍しており、適正かつご満足いただける査定を行っております。
ご自宅に眠る陶磁器・香炉などがございましたら、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
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