
島岡達三(しまおか たつぞう)による地釉象嵌縄文壺(じゆう ぞうがんじょうもんつぼ)
栃木県益子を代表する偉大な陶芸家であり、重要無形文化財「民芸陶器(縄文象嵌)」の保持者、すなわち人間国宝である島岡達三(しまおか たつぞう、1919-2007年)の地釉象嵌縄文壺(じゆう ぞうがんじょうもんつぼ)をお譲りいただきました。
この作品は、丸みを帯びた優美な胴部に、氏の代名詞とも言える縄文象嵌の技法が施されています。この技法は、器の表面に縄を押し付けて縄目文様を付け、そこに異なる色の化粧土を埋め込みます。その後、さらに表面を削ってから釉薬をかけて焼き上げるという、非常に手間と技術を要するものです。
透明感のある地釉(透明釉)の下に、繊細でありながら土の温もりを感じさせる縄目文様が浮かび上がり、素朴で力強い美しさを放っています。
島岡達三は、民藝運動の指導者の一人である濱田庄司に師事し、その精神と技術を受け継ぎながら、独自の作風を確立しました。戦後の益子焼を牽引した功績は計り知れず、その作品は国内をはじめ海外のコレクターからも高い評価を得ています。
古美術永澤では、人間国宝の作品をはじめ、幅広く陶磁器の査定・買取を承っております。買取をご検討の際は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
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