
菖蒲図 銘々皿
凛とした菖蒲の花が、繊細かつ情緒豊かに描かれた銘々皿をお譲りいただきました。
本作に描かれた菖蒲は、日本の豊かな四季を象徴する伝統的なモチーフの一つであり、花弁の柔らかな曲線と鋭い葉のコントラストが、白磁の美しい余白に見事に調和しています。
作者の卓越した筆致が光るこの意匠は、一見すると写実的でありながら、どこか近代的な瑞々しさも兼ね備えており、観る者の目を楽しませてくれます。銘々皿としての実用性を持ちながらも、その一枚一枚が独立した絵画のような芸術性を放っており、かつての職人たちの美意識と高い技術力が凝縮された逸品です。
菖蒲は古来より、その葉の形が刀に似ていることや「尚武」と同音であることから、端午の節句において厄除けや立身出世を願う縁起の良い花として親しまれてきました。
古美術永澤では、こうした作家の感性が息づく陶磁器の査定・買取を承っております。長年大切にされてきた名品を次代へと繋ぐお手伝いをさせていただきますので、どうぞお気軽にご相談ください。
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