
清水卯一(しみず ういち) 白釉花瓶
人間国宝、清水卯一(しみず ういち、1926-2004年)の精神が宿る「白釉花瓶」をお譲りいただきました。
彼の作品の神髄は、土と釉薬が織りなす繊細な表情にあります。今回ご紹介する白釉花瓶は、その名の通り潔い白の美しさが際立つ逸品です。
表面に施されたリズミカルな縦の彫文様は、光の当たり方によって柔らかな陰影を生み出し、静かな佇まいの中にも力強い生命力を感じさせます。釉薬の厚みや垂れ具合にまで作家の徹底したこだわりが凝縮されており、空間を浄化するような清廉な魅力を放っています。
歴史的背景に目を向けると、清水卯一は伝統的な「鉄釉」の研究でその名を轟かせましたが、晩年には滋賀県の蓬莱山麓に工房を移し、独自の「蓬莱鉄燿(ほうらいてつよう)」や「白釉」の世界を深化させました。自然の風景や光を陶器の中に閉じ込めるような彼の挑戦は、戦後の日本陶芸界における一つの到達点とも言えます。
古美術永澤では、こうした清水卯一作品をはじめ、現代陶芸の名品を次代へと繋ぐお手伝いをしております。ご自宅に眠っている大切なコレクションの整理をご検討の際は、ぜひ古美術永澤の無料査定をご活用ください。
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