
井上萬二(いのうえ まんじ)による白磁ぐい呑
人間国宝として現代陶芸界を牽引し、2025(令和7)年7月に逝去された井上萬二(いのうえ まんじ、1929-2025年)による白磁のぐい呑をお譲りいただきました。
氏は、生涯を通じて「究極の白」を追求し続けた巨匠であり、その作品は一切の装飾を削ぎ落としたからこそ際立つ、造形美と静かな白が最大の特徴です。
本作もまた、滑らかな曲線が手にしっくりと馴染む端正な仕上がりとなっており、磁肌の透明感と凛とした佇まいは、まさに正統派の美しさを体現しています。
有田焼の長い歴史の中で、白磁は長らく絵付けの「地」としての役割を担ってきました。しかし、井上萬二はその常識を覆し、釉薬の厚みとフォルムの完成度だけで勝負する「形」の芸術へと昇華させました。その功績から、1995年には重要無形文化財「白磁」保持者に認定されています。
古美術永澤では、井上萬二をはじめとする人間国宝や著名作家の作品の査定・買取を承っております。長年大切にされてきたお品物や、ご遺品の整理などで価値を正しく見極めてほしい陶磁器がございましたら、ぜひ古美術永澤へご相談ください。
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