
九谷焼 松山窯 角皿
再興九谷の歴史において重要な役割を担った、「松山窯」の角皿をお譲りいただきました。
松山窯は、大聖寺藩が嘉永年間に築いた藩営の窯であると伝えられています。
今回ご紹介するお品物は、九谷焼の伝統的な「青手」の技法で紫陽花を描いた意匠が特徴です。青手とは、赤色を使わずに緑・黄・紫・紺青の四色で器面を塗り埋める技法で、松山窯はその濃厚な色彩と大胆な構図を最も得意としていました。
器の裏面に記された「福」の角銘は松山窯を象徴する刻印であり、伸びやかな筆致から、当時の職人が丹念に仕上げた様子が伝わります。
松山窯の歴史は、明治維新による廃藩置県の影響でわずか数十年という短い期間で幕を閉じましたが、その間に生み出された作品は『古九谷の再来』と称され、今日でも高く評価されています。
古美術永澤では、こうした歴史的価値のある九谷焼の査定に力を入れております。ご自宅に眠っている古い九谷焼や、価値の判断が難しい古美術品がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。皆様の大切なコレクションを、次世代へと繋ぐお手伝いをさせていただきます。
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