
幹山伝七 鳥図皿
幕末から明治にかけて京都で活動した陶工、初代・幹山伝七(かんざん でんしち、1821-1890年)による「鳥図皿」をお譲りいただきました。白磁の質感と、そこに描かれた3羽の鳥たちの姿が際立つ作品です。
幹山伝七は尾張の瀬戸に生まれ、絵付けや磁器の製法を学んだのち、明治初期に京都の五条坂へ移り「幹山窯」を開きました。
彼の作品は、伝統的な京焼の作風に、瀬戸で培った磁器技術やヨーロッパの技法を融合させた点が特徴です。本作においても、細部まで描き込まれた草木や水辺の情景、エサを咥えた雀などの細やかな表現に、その確かな絵付けの技術がうかがえます。
幹山伝七は明治政府が推進した殖産興業政策において、日本の工芸品を海外へ紹介する役割を果たしました。ウィーン万博などの国際博覧会へ出品して評価を受けました。底面の「大日本」の銘は海外輸出を意識したものです。
古美術永澤では、こうした明治工芸の名品や、歴史的価値のある古美術品を数多く取り扱っております。ご自宅にご売却をご検討中の古い陶磁器や骨董品がございましたら、ぜひお気軽に古美術永澤へご相談ください。
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