
船木研児 布志名焼 呉洲 印文 湯呑
布志名焼の陶芸家、船木研児(ふなき けんじ、1927-2015年)による「呉洲 印文 湯呑」です。
本作は、呉洲(コバルト釉)の濃淡と、中央に配された印文の文様が特徴的な作品です。力強いフォルムと素朴な質感の中に、民藝の要素とモダンな意匠が組み合わされています。
作者の船木研児は、出雲の布志名焼窯元に生まれ、濱田庄司に師事し、バーナード・リーチやデビット・リーチの窯にて研鑽を積みました。英国留学を通じてスリップウェアなどの技法や西洋陶芸の表現を取り入れ、独自の作風を展開しました。
布志名焼は、江戸時代中期に島根県松江市で開窯し、藩の御用窯としても発展した歴史を持ちます。明治以降は輸出向け陶器の制作や民藝運動の影響を受けながら発展を遂げてきました。
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