
于子安(う しあん)刻 竹彫沙地(ちくちょうさじ)扇子
中国近代の扇子文化を象徴する逸品、于子安(う しあん)刻による「竹彫沙地(ちくちょうさじ)扇子」をお譲りいただきました。
于子安は清末から民国期にかけて活躍した彫刻の名工であり、特に竹製の扇骨に極めて緻密な装飾を施す技法でその名を馳せました。
本作の最大の見所は、親骨に施された「竹彫沙地(ちくちょうさじ)」と呼ばれる技法です。これは中国の伝統的な竹彫刻の一種です。
扇面に描かれた山水図は、柳の揺れる水辺で談笑する人々や遠く霞む山々が柔らかな筆致で描かれ、当時の文人生活の息吹を今に伝えています。また、裏面に記された格調高い漢詩は、三国時代の魏の武将・夏侯玄(かこうげん)による名文『楽毅論(がくきろん)』からの一節です。
于子安の彫刻とこの高潔な文章が組み合わさることで、一つの扇の中に「詩・書・画」が見事に凝縮されています。
古美術永澤では、希少な名工の作品から、伝世の古い書画に至るまで、大切にされてきたお品物を次代へと繋ぐお手伝いをさせていただきます。お手持ちのコレクションの整理や、由来の気になる古美術品がございましたら、ぜひ古美術永澤の無料査定をご利用ください。
関連買取実績
-
2026.03.03
-
2026.03.03
-
2026.03.02
-
2026.03.02








