
中国 刺繍文官補子(ほし)
中国の清代に官僚が着用していた官服の胸と背を飾った刺繍、いわゆる「補子(ほし)」をお譲りいただきました。
今回のお品物は、荒波の上に凛と立つ鳥、雁(がん)が繊細な刺繍で描き出された、文官四品を示す意匠です。さらに牡丹、蝙蝠、寿桃など、吉祥を象徴する文様があしらわれています。
補子は、着用者の階級を一目で示す役割を担っており、文官は鳥、武官は獣が図案化されていました。中央に配された白鷴は、その優雅な尾羽から古来より五徳を備えた瑞鳥とされ、清廉潔白な官僚の象徴として愛されてきました。
周囲を彩る蝙蝠(こうもり)や雲、瑞兆を示す霊芝などは、長寿と多福を願う中国伝統の吉祥文様であり、熟練の職人が一針ごとに込めた精緻な手仕事には、当時の宮廷文化の芳醇な香りが今なお色濃く残っています。
中国美術の歴史において、こうした織物や刺繍は工芸の枠を超えた芸術品として高く評価されてきました。
古美術永澤では、こうした中国古美術品の査定・買取を承っております。ご自宅に眠っている古い中国の刺繍作品や織物がございましたら、ぜひ、古美術永澤にご相談ください。
関連買取実績
-
2026.03.04
-
2026.03.03
-
2026.03.03
-
2026.03.02








