
松石緑釉獅子(しょうせきりょくゆうしし)
エメラルドグリーンの発色が印象的な「松石緑釉獅子」をお譲りいただきました。
この松石緑釉は、緻密な釉薬の配合と絶妙な焼成温度のコントロールによって生まれるガラス質の表現であり、しっとりとした艶と落ち着いた佇まいを見せています。
中国における獅子像の歴史は古く、後漢時代には西方との交易を通じて、安息国(現在のイラン高原周辺に栄えたパルティア)から獅子(ライオン)が献上された記録が『後漢書』にも残されています。以降、獅子は魔除けや吉祥を象徴する霊獣として、宮廷や寺院の守護を担ってきました。
明代から清代にかけては、こうした色鮮やかな釉薬を用いた精巧な置物や香炉などが数多く制作され、文人たちの書斎を彩る美術品として珍重された背景があります。
古美術永澤では、こうした中国古陶磁をはじめとする東洋古美術の査定を強化しております。お手元に整理を検討されている古い陶磁器や美術品がございましたら、ぜひお気軽に古美術永澤の無料査定までご相談ください。
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