
端渓硯 桃図
中国の古硯「端渓硯」をお譲りいただきました。本品は「桃」をモチーフにした硯です。
中国で桃は、邪気を祓い病魔や鬼を退ける絶大な力があるとされ、また「仙人の果実(仙果)」と信じられてきました。
そして中国の文人たちは、俗世を離れた理想郷である仙界へのあこがれを、精神的なよりどころとして深く愛好しました。この「仙人へのあこがれ」は、彼らが愛用した道具である硯にも色濃く反映されています。
端渓硯の特徴である暗紫色の石肌はきめが細かく、特有の滑らかな質感を保っています。実用性に優れているだけでなく、意匠性も高く作られた一品です。
その歴史は唐代に始まり、広東省肇慶市で作られてきた硯の代表格です。特に明代から清代にかけては文人文官の間で広く珍重され、書を嗜む人々にとって重要な文房具として扱われてきました。
古美術永澤では、こうした中国の古硯をはじめ、各種文房具や書道具の査定・買取を承っております。経験豊富な査定士が丁寧に拝見いたしますので、整理や売却をご検討の際はお気軽に古美術永澤までご相談ください。
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