
辰砂釉窯変双耳瓶
深みのある色彩と独特の造形が特徴的な「辰砂釉窯変双耳瓶」をお譲りいただきました。
本作は藍青色を基調としながら、頸部や胴には赤紫から紅色の発色が現れ、焼成によって生じた複雑な色彩の移ろいを楽しめます。辰砂釉は銅を呈色剤(ていしょくざい)とする釉薬で、焼成条件によって発色が大きく左右されることでも知られています。
本作でも青、紫、赤褐色が溶け合うように現れ、見る角度によって異なる表情を見せています。
このような窯変の技術は、中国の清代・乾隆期などを中心に発展を遂げ、その後の東アジアにおける陶磁器制作へ広く影響を与えてきました。
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