
光順通宝
「光順通宝」をお譲りいただきました。
光順通宝は、ベトナムの黎朝、光順年間(1460年〜1469年)に発行され、主にベトナムで鋳造・流通していた古銭です。フランス統治時代、ベトナム北部から中部を指す歴史的地域名称が「安南(あんなん)」であったことに由来して、当地の古銭は安南銭(あんなんせん)と呼ばれます。日本には渡来銭として持ち込まれ、江戸時代には流通していました。円盤状で中央に四角い穴が開いた「円形方孔銭」、その形状は古代中国の宇宙観に基づいており、東アジアにおける伝統的な貨幣です。
古銭の市場価値は、希少性・材質・保存状態によって大きく変わります。特に、重さやデザインの一部などが通常品と微妙に異なる「手替わり」と呼ばれる古銭はコレクターズアイテムとして価値が高く、買取価格が跳ね上がる可能性があります。こういった細かなポイントの見極めには、専門知識と豊富な経験が必要不可欠です。正確な価値を知りたい、ご家族の遺されたコレクションの処分を検討している、そういった場合はぜひ一度、私たちにご相談ください。丁寧に査定し、適正な価格をご提案いたします。
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