
「洪徳通宝(こうとくつうほう)」をお譲りいただきました。
洪徳通宝は、ベトナムの後黎朝の第5代皇帝・聖宗の時代、洪徳年間(1470~1497年)に発行された安南歴代銭です。フランス統治時代、ベトナム北部から中部を指す歴史的地域名称が「安南(あんなん)」であったことに由来して、当地の古銭は安南銭と呼ばれます。その中でも歴代の王が発行し元号を冠した銭銘は「安南歴代銭」、民間で私鋳されたものは「安南手類銭」と呼び分けられています。安南銭は渡来銭として日本にも輸入されており、洪徳通宝もそのうちの一つです。
形状は東アジア地域における伝統的な円形方孔銭で、「上・下・右・左」の順で読む対読で銭銘が刻まれています。字体(闊字、爪正隆手、大頭通、払いのハネの有無、さんずいの位置など)やサイズ、縁の幅の広さ等に様々なバリエーションが存在します。「爪正隆手」とは、彫りが深く力強い線が特徴の安南銭独特の書体様式です。
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