
太平洋戦争終結後の昭和21年(1946年)から発行が開始された「靖国神社A50銭」です。表面には、軍国主義の象徴である靖国神社と、日本書紀において神武天皇を日本建国に導いたとされる瑞鳥である金鵄が描かれています。発行は昭和21年からですが、印字されている銘は「昭和二十年」となっています。
GHQは当初、国家神道的な図案の切手や紙幣は使用禁止とする方針でしたが、発行中のものは使用と印刷を認めました。A50銭券が前年まで発行されていた後期50銭券のデザインを引き継いでいるのは、このような事情があったためです。
しかしながら、戦後の混乱と資材不足から印刷は凸版からオフセットという粗末なものに変わり、色数も減り、紙質も粗悪なものになりました。またこの紙幣から「大日本帝国」という名は消え、ひとまず「日本帝国」という国名になっています。
靖国50銭紙幣は、戦中戦後を象徴的する貨幣であり、当時の貨幣制度や社会状況を今に伝える貴重な歴史的遺物です。コレクションのご整理をお考えの際は、どうぞお気軽にお声がけください。経験豊富な査定士が丁寧に拝見し、適正な価格をご提示いたします。
関連買取実績
-
2026.04.18
-
ローマ帝国期、3世紀頃に発行された銅貨(セステルティウス貨)の特徴を有したコインです。 表面には時の皇帝の胸像、裏面には槍や投槍を握った雷神ユピテルや、軍神ウィルトゥスといった、ローマ神話に登場...
2026.04.18
-
第一次世界大戦後のオーストリア・ハンガリー帝国の1000クローネ紙幣です。 表面中央には帝国の紋章である「双頭の鷲」が配置され、右側には花輪を冠した若い女性の肖像が描かれています。青を基調とした...
2026.04.18
-
西暦3世紀半ばにローマ帝国を統治したフィリップス・アラブス(フィリップ1世)の時代に発行された青銅貨です。 表面には右を向いた皇帝フィリップス・アラブスの肖像が描かれ、コインの周囲には「IMP ...
2026.04.18








