
中国古銭 王莽 貨布
中国の王莽(おうもう)が建国した短命の王朝「新」の時代(西暦14年頃)に鋳造された「貨布」と呼ばれる青銅貨幣をお譲りいただきました。
貨布の形状は古代の農耕具である鋤の形を模した布貨の流れを汲んでおり、上部には紐を通すための円孔、下部には二股に分かれた脚部が特徴です。
王莽の時代は、度重なる貨幣制度の改変が行われ、経済は大混乱に陥りましたが、貨幣の鋳造には入念な技術が用いられており、中国古銭の歴史において造形美を持つ貨幣としてよく知られています。
特に表面に施された「懸針篆(けんしんてん)」という、針を垂らしたように縦に伸びる独特な篆書体の文字は、当時の文化や鋳造技術を今に伝える貴重な資料となっています。
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