
1920年に発行されたロシアの10ルーブル札です。
当時のロシアは内戦の只中にありました。戦時共産主義は限界を迎え、翌1921年からの飢饉につながる深刻な食糧不足や、経済崩壊に見舞われていました。コルチャックのロシア国が崩壊し赤軍が主導権を握りはじめた、ソ連成立前夜の混迷の時代です。
中央の紋章には双頭の鷲、交差した二本の矢、二頭の狼のような動物のモチーフ、そして紋章を取り囲むように、収穫された農作物や穀物の刈り取りに使われたであろう鎌、風車や樹々といった穏やかな農村の風景が精緻に描かれています。
鎌は農民の、槌はプロレタリアート(特に工業労働者)の象徴であり、これらを重ねた「鎌と槌(Hammer and Sickle)」のマークはマルクス・レーニン主義の共産主義や社会主義のシンボルとして使われ、ソビエト連邦の国旗に採用されたことでも知られています。
古紙幣は貴重な歴史的遺物です。ご先祖様の遺した古い貨幣を持て余していたり、ご自身のコレクションの整理をお考えでしたら、どうぞお気軽にお声がけください。今日まで大切にされてきた遺産を次世代に繋ぐお手伝いをさせていただきます。
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