
朝鮮銀行券の改造1円券です。1932年(昭和7年)に発行され、日本統治時代の朝鮮半島で広く流通しました。日本銀行券への兌換文言が残っており、日本の影響が色濃い紙幣です。
1915年の朝鮮銀行設立時より様式の変更がなかった朝鮮銀行券でしたが、1930年頃に内地の紙幣の様式が一新されたことに伴って製造されたのがこの「改造」シリーズです。
表面左側に日本銀行券への兌換文言、中央には額面である「壹圓」、右側には寿老人(不老長寿と言われる中国の伝説上の人物。肖像のモデルは朝鮮の政治家・思想家である金允植といわれている)の肖像が描かれ、裏面には漢字とローマ字表記による額面の記載があります。
改造1円券には、表面に赤い通し番号が割り当てられており、偽造対策が強化された近代的なデザインの紙幣でした。改造1円券からこの通し番号を省略した「甲1円券」と呼ばれる簡素な造りの紙幣も存在します。
古貨幣は、当時の社会状況や貨幣制度の変遷を今に伝える貴重な歴史的資料です。ご自宅に眠る古い貨幣やコインの価値が気になっておられましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
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