
古代ローマ帝国、ネルウァ=アントニヌス朝の第2代皇帝トラヤヌス(在位:西暦98年~117年)の時代に発行されたデナリウス銀貨です。当時の主要な通貨であった純度の高い銀貨(デナリウス)であり、当時は1枚で平均的な家族の1日の生活費を賄えるほどの価値があったと言われています。
表面にトラヤヌス帝の横顔の肖像、裏面には右手に槍、左肩にトロパイオン(戦勝記念碑)を担いでいる軍神マルスが歩いている姿が描かれています。このような裏面に軍神マルスが描かれたコインは、主に113年~114年頃に発行されたものが知られています。外周にはトラヤヌス帝が当時の大国であるパルティアに勝利したことを称える称号や、彼の官職を示す文字が刻まれています。
トラヤヌス帝は、軍事・政治の両面で功績をあげ、当時から現在に至るまで優れた君主として尊敬を受け続けているローマ皇帝です。ダキアやパルティアといった属州獲得によって彼の時代にローマ帝国の領土は最大となり、裏面のデザインはその軍事的な成功を象徴するものとなっています。
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