
象牙彫刻
先日、美しい象牙彫刻をお持ち込みいただきました。
一羽の鳥が佇む姿を象牙の塊から彫り出した、繊細で優美な作品です。伸びた首、頭部の造形、そしてふっくらとした胸、羽の一枚一枚に至るまで、彫り手の並々ならぬ技術と愛情が注がれていることがわかります。
お客様は、ご実家の整理をされていた際にこの作品を見つけられたとのこと。長年、飾り棚の奥にしまわれていたそうですが、その存在感と美しさに魅了され、専門家による適正な評価を望まれ、弊社にご連絡くださいました。
査定士が拝見したところ、まずその保存状態に驚かされました。象牙はデリケートな素材であり、経年によるひび割れや変色が生じやすいものですが、この作品にはそうした損傷がほとんど見られず、象牙本来の美しいクリーム色を保っていました。
古美術永澤では、作品の状態、製作年代、作家性(無銘でしたが、高い技術力を持つ職人によるものと評価)、そして現在の骨董市場における需要などを考慮し、査定額をご提示させていただきました。お客様にはご納得いただき、快くお譲りいただく運びとなりました。
象牙製品は、ワシントン条約により国際的な取引が規制されているため、その買取には専門的な知識と適切な手続きが不可欠です。古美術永澤では、象牙製品の適法な買取・販売に関する知識を豊富に持ち、お客様に安心してご利用いただけるよう、誠実な査定を心がけております。
ご自宅に眠る古美術品や象牙製品の価値が気になる方は、ぜひ一度、古美術永澤の無料査定をご利用ください。専門の査定士が、お客様の大切な品々を丁寧に拝見し、適正な価格をご提示させていただきます。
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